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「中国のカジノ事情について知りたい!」
「中国人は世界中のカジノで遊んでいるって本当?」
「中国でカジノを楽しむならどこがいい?」
こんにちは、カジノアカデミア編集部です。
日本でもIR設立が検討されていることもあり、世界のカジノ事情に興味を持たれていることが多いのではないでしょうか。
またカジノについて関心が深い方はラスベガス、シンガポール、マカオといったカジノ都市では多くの富裕層中国人がプレイしていることをご存知かもしれません。
この記事では世界のなかでも中国のカジノに焦点を当てて解説していきます。ただ、最初に結論を書いておくと中国本土ではカジノはおろかギャンブルは全面的に禁止されています。
本土ではカジノは違法扱いとなっているため、カジノで遊びたい場合は中国の特別行政区である香港・マカオに行く必要があります。
この記事では中国におけるカジノの扱いを解説するとともに、マカオを中心におすすめのカジノを紹介します。中国のカジノに興味を持たれている方は、ぜひ参考にしてください。
中国本土はギャンブル禁止?中国のカジノ事情を徹底解説
すでに触れたように中国本土ではギャンブルは禁止されています。そのため、本土には公式に認められているカジノはありません。
この章では中国でカジノがない理由について考察するとともに、中国と香港・マカオの関係について解説していきます。
中国でカジノを遊びたいと考えている方にとっては必須の基本知識となりますよ!
中国本土でカジノがない理由
中国本土にカジノがない理由は、従来から中国政府がギャンブルや風俗といった風紀を乱す文化を徹底して禁じているためです。
中国本土に限定していえば、カジノはおろか競馬や競輪といった、日本でいうところの「公営ギャンブル」すら存在していません。
唯一認められているのが「福利彩票」と呼ばれる公営の宝くじのみとなっています。
ただ近年では海南省で賭博を禁止する法律が廃止されるなど、部分的にギャンブルが認めようとする動きはあります。とはいえ、地域の法律よりも国の法律が優先されるため、ギャンブルが全面的に解禁されることは現実的には考えにくいでしょう。
ただ公に賭博行為がなされていないだけで、中国人がまったくギャンブルをしていないわけではありません。
いわゆる「違法カジノ(闇カジノ)」もありますが、トラブルに巻き込まれる可能性が高いので、絶対に行かないようにしてください。
中国でカジノを遊ぶなら「特別行政区」である香港・マカオ一択
中国本土ではカジノで遊ぶことはできません。ただ、中国の「特別行政区」である香港では競馬場もありますし、マカオは世界一のカジノ大国です。
厳密にいえば、香港やマカオを「中国」の一部と断言するのは難しいところではありますが、なぜ香港やマカオではギャンブルが認められているのか、簡単に歴史をたどって確認していきましょう。
中国の特別行政区としての香港・マカオ
香港の国際的な正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」、マカオもまた「中華人民共和国マカオ特別行政区」と呼ばれています。
中国から見ると、香港もマカオも中国の一部であることに変わりありません。
政治的には中国の一部であるのにも関わらず、本土と法制度が異なっているのは歴史的な事情があります。
もともと香港はイギリスの統治下にあり、1997年になって中国に返還されたという事情があります。
文化や教育制度はイギリス式のものが色濃く残っており、急速に中国の制度に変更すると混乱が引き起こされることが懸念されたため、中国は返還後50年間は香港に対して高度な自治を認めることを約束しました。
もう一つの中国の特別行政区がマカオです。マカオはもともとポルトガル領でしたが、1999年に中国に返還されることになりました。
もともとは外国の植民地だった地域の自治を認めるために生み出されたのが「一国二制度」という考え方です。別の制度が共存しながら、中国本土からの観光客もうまく採りいれながら発展してきたのが香港とマカオです。
高度な自治が認められてきたため、マカオは世界一の観光都市になることができたのです。
マカオは世界一のカジノ都市
返還後にマカオは観光業を中心に急成長を遂げ、一人当たりGDPは世界屈指の数字になりました。
税収入も非常に潤沢で、教育費・医療費はともに無償、さらにはマカオ市民には毎年、現金給付されます。
この経済成長と財源になっているのがカジノ収益です。産業の多角化は図られているものの、マカオ政府の税収の80%がカジノからきています。
コロナ拡大前の2019年には、世界中から年間4,000万人程度の観光客を集めています。
お金が潤沢にあるため、マカオのカジノは豪華で華やかなものが多いのが特徴です。そこで「マカオでカジノを楽しむならここ!」というおすすめスポットを紹介していきますね。
中国・マカオでカジノを楽しむならここ!絶対行きたいカジノ5選
香港では競馬を楽しむことができますが、「中国のカジノ」といえばやはりマカオ一択になります。
中国返還後は治安も良くなり、さらに2002年からカジノ経営権の国際入札を実施することになり、外国からの投資も急拡大することになりました。
いまでは外国資本の入ったホテルに併設されているカジノが興隆を極めています。ここでは特に有名で華やかなマカオのカジノを紹介していきます。どれを選んでもカジノ特有の雰囲気を存分に味わえるところばかりです。
ぜひ参考にしてください。
ベネチアン(The Venetian Macao)
正式名称は「ザ・ベネチアン・マカオ」。イタリアの都市ベネチアをイメージしたラスベガスのホテルも同じ名前「ベネチアン」ホテルがあります。
ザ・ベネチアン・マカオは、ベネチアの都市イメージを展開するというコンセプトは同様に、同じアメリカ系資本である「ラスベガス・サンズ」がマカオに展開した統合型リゾートとなります。
2007年開業と新しいわけではありませんが、いまでも最高級リゾート施設として名を馳せていることで有名。
巨大なショッピングモール、子ども向けのアミューズメント施設、シアターなど、とにかく施設が充実しているので、カジノに興味がある方もそうでない方も一日中楽しめるのは保証できます。
遊べるカジノゲームと最低ベット額
ベネチアンのカジノは世界最大規模の広さを誇り、その面積は東京ドーム1個分に及びます。テーブル数は約800、スロットマシーンが設置されています。
主要なゲームと最低ベット額は次の通りです(2020年9月段階)。
遊べるカジノゲーム | 最低ベット金額 |
---|---|
バカラ | 500HKD~ |
大小 | 200HKD~ |
ブラックジャック | 300HKD~ |
ルーレット | 25HKD~ |
クラップス | 300HKD~ |
上記以外にもビデオポーカー、スロットなどで遊ぶことができます。ベット金額の単位の「HKD」とは香港ドルのことで、2020年9月現在でおよそ1HKD=13.6円となっています。
バカラの場合、一度の勝負で7000円近くベットする必要があるので、それなりに軍資金を準備しておかないと十分に楽しむことは難しいでしょう。軍資金が少ない場合は、ルーレットやビデオポーカー、スロットで遊ぶようにしましょう。
ベネチアンの基本情報
ホテル名 | ザ・ベネチアン・マカオ |
---|---|
住所 | s/n Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca, マカオ |
電話番号 | +853-2882-8888 |
営業時間 | 年中無休/24時間営業 |
公式HP | https://jp.venetianmacao.com/ |
ウィン(Wynn Macao)
ウィン・マカオは、ベネチアンと同様に外資資本によって2006年に開業された統合型リゾート施設です。「ウィン・ラスベガス」のマカオバージョンといって差し支えありません。
ウィンは中華料理、日本料理、イタリアン料理など世界各国の料理が楽しめることで有名です。
カジノで長時間遊んでいるともらえる「コンプ」も充実しており、コンプを使ってこれらの料理を無料で楽しむこともでき、賭け金が多ければホテルの宿泊までサービスされることもあります。
もちろん統合型リゾート施設なので、カジノ以外でも噴水ショーやショッピングを楽しむこともできます。
遊べるカジノゲームと最低ベット額
ウィンで遊べる主なカジノゲームと、最低ベット金額をまとめました。
遊べるカジノゲーム | 最低ベット金額 |
---|---|
バカラ | 1000HKD~ |
大小 | 500HKD~ |
ブラックジャック | 300HKD~ |
ルーレット | 100HKD~ |
カリビアンスタッドポーカー | 300HKD~ |
テーブル状況によってミニマムベット金額は変わることがありますが、ベネチアと比べるとやや高い傾向が見られます。ビデオルーレットも用意されており、そちらは上のようなテーブルゲームに比べると安く遊ぶことはできます。
ウィンの基本情報
ホテル名 | ウィン・マカオ |
---|---|
住所 | Rua Cidade de Sintra, NAPE, マカオ |
電話番号 | +853-2888-9966 |
営業時間 | 年中無休/24時間営業 |
公式HP | https://www.wynnmacau.com/jp |
サンズ(Sands Resorts Macao)
こちらもアメリカのラスベガス・サンズ社が所有・開発しているカジノリゾート施設です。ベネチアンやウィンより早く、2004年に開業しています。
中国本土の富裕層をターゲットとしていることもあり、ホテルは5つ星を獲得しています。また全室スイートルームで非常に高級感のある仕立てになっています。
カジノのテーブル数も700以上、ショッピングモールに入っている店舗も800以上ととにかく規模が大きいリゾート施設です。
遊べるカジノゲームと最低ベット額
サンズに併設されているカジノで遊べる主要ゲームとミニマムベット金額は次の通りです。
遊べるカジノゲーム | 最低ベット金額 |
---|---|
バカラ | 300HKD~ |
大小 | 300HKD~ |
ブラックジャック | 300HKD~ |
ルーレット | 25HKD~ |
3カードポーカー | 300HKD~ |
最低ベット金額は、おおよそベネチアンと同ランクです。もちろんVIPルームになるとミニマムベットは跳ね上がるので、あくまでも最低レートでのテーブルでのベット金額です。
サンズの基本情報
ホテル名 | サンズ・マカオ |
---|---|
住所 | 203 Largo de Monte Carlo, マカオ |
電話番号 | +853-2888-3330 |
営業時間 | 年中無休/24時間営業 |
公式HP(英語) | https://en.sandsresortsmacao.com/ |
グランド・リスボア(Grand Lisboa)
ここまで紹介してきたリゾート施設はラスベガス資本が入っているものですが、グランド・リスボアは2008年にマカオ資本により設立されたリゾート施設です。
マカオ中心部に位置しており、52階建てとマカオで最も高い建造物でもあります。蓮の花をイメージして造られた外観にも特徴があり、マカオを象徴するリゾート施設です。
スイミングプール、スパ、フィットネスなどの施設も完備されているのも特徴です。
遊べるカジノゲームと最低ベット額
グランド・リスボアのカジノでプレイできるゲームとミニマムベット金額は次の通りです。
遊べるカジノゲーム | 最低ベット金額 |
---|---|
バカラ | 300HKD~ |
大小 | 200HKD~ |
ブラックジャック | 200HKD~ |
ルーレット | 20HKD~ |
カジノウォー | 300HKD~ |
これまで紹介してきたカジノに比べると、若干ですが最低ベット金額は抑えられています。
テーブル数はサンズの3分の1程度で、席がなかなか空かない場合は、電子ルーレットで遊ぶとさらに軍資金は低く抑えられます。
グランド・リスボアの基本情報
ホテル名 | グランド・リスボア |
---|---|
住所 | Avenida de Lisboa, マカオ |
電話番号 | +853-2828-3838 |
営業時間 | 年中無休/24時間営業 |
公式HP(英語) | https://www.grandlisboahotels.com/ |
リスボア(Hotel Lisboa)
すぐ上で紹介したグランド・リスボアのすぐ隣にあるマカオ老舗のカジノホテルがリスボアです。
これまで紹介してきたリゾート施設はすべて2000年代に開業したものですが、ホテル・リスボアは1970年に建設された歴史あるホテルです。
外資が入る前からカジノ場として運営されてきたため、マカオを代表するカジノといったイメージも色濃く残っています。
華やかでゴージャスなイメージがあるマカオのカジノですが、リスボアのカジノは良くも悪くも庶民的な雰囲気があり、地元の人たちが多く遊んでいます。
遊べるカジノゲームと最低ベット額
リスボアのカジノでプレイできるゲームとミニマムベット金額は次の通りです。
遊べるカジノゲーム | 最低ベット金額 |
---|---|
バカラ | 100HKD~ |
大小 | 100HKD~ |
ブラックジャック | 300HKD~ |
ほかのカジノに比べると、最低ベット額は低めに設定されています。
軍資金が乏しくても長くカジノで遊びたい方におすすめしたいカジノです。
リスボアの基本情報
ホテル名 | ホテル・リスボア |
---|---|
住所 | 2-4, Avenida de Lisboa, マカオ |
電話番号 | +853-2888-3330 |
営業時間 | 年中無休/24時間営業 |
公式HP(英語・中国語) | https://hotelisboa.com/ |
ここまで、マカオのおすすめカジノ施設を紹介してきました。最後に、マカオのカジノで安心して遊ぶためのポイントを解説していきます。
マカオで安心してカジノを楽しむためのポイントと注意点
カジノにはいくつかルールが定められています。
トラブルに合わないためにも、カジノに行く前に「これだけはおさえておきたい」というポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- 長く楽しみたいなら10万円程度の軍資金がほしい
- 入場の際はパスポートを用意しておく
- スマートフォンは基本的に触らないようにする
長く楽しみたいなら10万円程度の軍資金がほしい
当たり前ですが、カジノで遊ぶためには軍資金が必要です。マカオのカジノは、世界中のどのカジノよりも最低ベット金額が高いことで有名です。
たとえばカジノの王様である「バカラ」は韓国、フィリピン、マカオのカジノで共通して遊ばれているゲームです。
韓国やフィリピンではバカラ1回あたりの最低ベット金額は日本円にして1000円程度が相場ですが、マカオの場合は最低ベット金額は5000円弱が相場です。
テーブルゲームの場合、1万円~2万円用意していっても負けが少し続けばあっという間に軍資金がなくなります。
そのため長くカジノで遊びたい方は、10万円程度の軍資金は用意しておくようにしましょう。
入場の際はパスポートを用意しておく
マカオのカジノでは21歳未満の入場は禁止されています。
カジノへの入場自体は無料ですが、年齢制限は厳しく取り締まられており、外国人の出入りの際はパスポートの提示が求められます。
パスポートを所持していないと、カジノに入ることができないため、必ず携帯するようにしておきましょう。
スマートフォンは基本的に触らないようにする
カジノは、セキュリティーに対してとても神経を払っています。そのためカジノ内での写真撮影、動画撮影は禁止されていることがほとんどです。
ビデオカメラはもちろん、スマートフォンでの撮影に対しても注意を払っているため、むやみにスマートフォンを触らないようにしましょう。
無断で撮影などをしていることがバレると、最悪の場合、出入り禁止になります。
厳しいカジノの場合は、テーブルゲームをプレイしているときにスマートフォンを見ているだけでも注意されることがあります。
ルールだと諦めて、スマートフォンを触るときは通話などどうしても対応しないといけない場合のみに限定するようにしましょう。
またテーブルゲーム中では、原則的に日本語での会話も禁止されています。イカサマ防止のためでもあるので、ハウスルールに則った言動を意識するようにしてください。
厳しいドレスコードはないが、帽子・サングラスは着用不可
カジノには華やかなイメージがあるかもしれませんが、マカオのカジノではドレスコードは厳しくはありません。
正装する必要はなく、カジュアルシャツでも問題なく出入りすることができます。
サンダルなどはさすがに注意されることもあるらしいので、日本でいう「オフィスカジュアル」程度の格好をしていれば、特に注意されることはないでしょう。
ただ防犯上の理由から、プレイ中の帽子やサングラスの着用は認められていないことがほとんどです(またカジノ内での走行も警告対象となっています)。
妙な誤解を受けないためにも、事前に上の注意点についてはしっかり把握しておき、楽しくプレイするように心がけてください。
まとめ
この記事では、中国でカジノを遊びたい方向けに、おすすめのマカオのリゾート施設を紹介してきました。
マカオは世界中からの投資を受け入れたことにより、地元密着型のリスボアのような庶民的なカジノから豪華絢爛なベネチアン・マカオのようなリゾート施設まで、幅広いエンターテインメント施設で充実しています。
カジノに行く前に知っておくべきことはいくつかありますが、それさえ踏まえておけばカジノを存分に味わうことができます。
この記事を参考に、ぜひ中国で最高のカジノデビューをしてください!